● 創世記14:17~24

18 時にサレムの王メルキゼデク、パンと酒を携(もち)出せり 彼は至高(いとたか)き神の祭司なりき 19 彼アブラムを祝して言ひけるは 願くは天地の主なる至高神アブラムを祝福(めぐ)みたまへ 20 願はくは汝の敵を汝の手に付したまひし至高神に稱譽(ほまれ)あれと アブラム乃ち彼に其諸(すべて)の物の什分の一を饋(おく)れり

エラムの王ケダラオメルら4人の王は同盟を結び、ソドムの王ベラら5人の王の連合軍に戦いを挑んだ。ソドムの連合軍は敗走し、アブラムの甥ロトも捕らえられて引き行かれた。

急を聞いたアブラムは、家の子郎党318人を率いて敵を追い、夜に乗じて奇襲をかけて大勝利し、ロトと民と物を取り返して帰ってきた。

時にサレムの王であり、至高き神の祭司であるメルキゼデクはパンと酒を持参してアブラムを出迎え、天地の主である至高き神が、アブラムを祝福(めぐ)みたもうように祝し、神を称えたのである。

このパンと酒とは、主が我らのために備えてくださった御肉と御血、すなわち聖餐のパンと葡萄汁の影である。

メルキゼデクの言葉によってアブラムは、己の信ずる神が ”天地の主なる至高き神” であることを知った。そこで彼は、ソドムの王が 「人を我に与え、物を汝に取れ」 と言った時に、天地の主なる至高き神を指して、人から物は取らない、人に誉れを与えることはしない、この神からのみ祝福を受け、富ませていただくのだと言ったのである。

● 詩篇110:4

ヱホバ誓をたてて聖意(みこころ)をかへさせたまふことなし 汝はメルキゼデクの状にひとしく とこしへに祭司たり

ダビデはこの詩のなかで、主イエス・キリストの出現に就いて語り、メルキゼデクの状に等しい永遠の祭司であると預言した。

● ヘブル書7章

 此のメルキゼデクはサレムの王にて至高き神の祭司たりしが、王たちを破りて還るアブラハムを迎えて祝福せり。・・・・

2 その名を釈けば第一に義の王、次にサレムの王、すなはち平和の王なり。3 父なく、母なく、系図なく、齢の始めなく、生命の終なく、神の子のごとくして限りなく祭司たり。

何と言う人なのだろう、このメルキゼデクという祭司は。人であって、人でない。神が人の姿をとって顕われたというべきであろう。

大祭司にはアロンの大祭司と、メルキゼデクの位に等しい大祭司とがある。

アロンの大祭司は、アブラハムの曾孫レビの族の中の、アロンの直系の者が選ばれて代々なった。しかも罪ある人がなったので、しばしば自分の為に贖罪の捧げ物をする必要があった。 しかし、メルキゼデクの位に等しい大祭司、すなわち主イエス・キリストは、ユダの家系の末裔に生まれて、ただ一度の十字架の死によって、全人類の贖罪を全うしてくださった。、

● ヘブル書4:14~16啻

14 我等には、もろもろの天を通り給ひし偉(おほい)なる大祭司、神の子イエスあり。然れば我らが言ひあらはす信仰を堅く保つべし。15 我らの大祭司は我らの弱を思ひ遣ること能はぬ者にあらず、罪を外にして凡ての事、われらと等しく試みられ給へり。16 この故に我らは憐憫(あわれみ)を受けんが為、また機に合ふ助となる恵を得んがために、憚らずして恵の御座に来るべし。

聖餐式

● ヨハネ第Ⅰ書1,2

彼は我らの罪のために宥の供物たり、啻に我らの為のみならず、また全世界の為なり。

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ご報告 会堂建設後10年を迎えた今年、改修工事をしました。

1.会堂のエアコンを冷房専用機から、冷暖房兼用機に取り替えました。室外機の容量が多きくなりました。メリットは、冬季間、室温を上げるのに床暖房だけでは、長時間かかるのに対して、急速に暖めることができるという点です。春先に完成したので、早速効果が現れました。

2.車庫の前の歩道のロードヒーテングを、灯油式から電気式に切り替え工事をしました。燃料費の節減が見込まれます。エコの点からも良いと思います。今年の冬から威力を発揮することと思います。

3.牧師館の給湯機のボイラーを交換しました。とても便利になりました。

4.あと一つ、8月中に床暖房のボイラー交換をします。今までは、2階と3階が一つのボイラーで不凍液が循環されていましたが、面積が広いので不経済でした。今度今までの配管を生かしたまま2階、3階を分離し、それぞれにボイラーを取り付けることにし発注しました。

凡ての必要が常に豊に満たされるようお祈りいただければ、幸です。