Img058  Img059 

-使徒行伝10章より-

なんぢの祈と施儕(ほどこし)とは、神の前に上りて記念とせらる。今ヨッパに人を遣はしてペテロと称ふるシモンを招け・・・

イタリヤからイスラエルのカイザリヤに来た百卒長のコルネリオ、彼はこの地で眞の神を信じた。そして全家族と共に神を畏れ、民に施儕をし、日々祈りをささげていた。このことを神は喜び、彼に真の救いを与えようとされ、御使いを遣わして、ペテロを招いて福音を聞かしめんとし給うたのである。

ペテロ、立て、屠りて食せよ・・・神の潔め給ひし物を、なんぢ潔からずと為な

ヨッパの町でペテロは、天から降ってくる器を見た。それには、諸々の汚れた動物が入っていた。モーセの律法に定めたイスラエル人が口にしてはならない物である。

それを食せよとは、イスラエル人が交わりせぬ異邦人を受け入れよという意味であるとペテロは知った。

われ今まことに知る。神は偏ることをせず、何れの國の人にても神を敬ひて義をおこなふ者を容れ給ふことを。

ペテロは、コルネリオと全家族、朋友を前にして、主イエス・キリストの福音を語った。

ペテロ尚これらの言を語りをる間に、聖霊、御言をきく凡ての者に降りたまふ。ペテロと共に來りし割礼ある信者は、異邦人にも聖霊の賜物のそそがれしに驚けり。そは彼らが異言をかたり、神を崇むるを聞きたるに因る。

神は、コルネリオたちに聖霊を降された。ペテロと共に行ったヨッパの兄弟たちも眼前で異邦人に聖霊の賜物を注がれるのを見た。どうしてそれが分かったのか。それは、自分たちと同様に彼らが受霊の徴として異言を語るのを聞いたからである。

爰にペテロ答へて言ふ 『この人々われらの如く聖霊をうけたれば、誰か水を禁じて其のバプテスマを受くることを拒み得んや』 遂にイエス・キリストの御名によりてバプテスマを授けられんことを命じたり。

主イエス・キリストがニコデモに語られたように 『水と霊』 を受けることこそが新生の道であり、これによって人の救いは全うされるのである。   ヨハネ伝3:5-

写真 : ペテロが天の異象を見たヨッパの皮なめしシモンの家の屋上(左)、 門(右) -1989年の聖地伝道旅行で-

新刊掲載 → 「御霊の声」に 証-6 聖別祭 を載せました。  http://dooh-imk.info