P1000316  ななかまど

人たちて爾(なんぢ)を追ひ 爾の生命(いのち)を求むれども  わが主の生命は 爾の神ヱホバとともに生命の包嚢(つつみ)の中に包みあり  爾の敵の生命は 投石器(いしなげき)のうちより投すつる如くヱホバこれをなげすてたまはん -サムエル前25:29-

ダビデがイスラエルの王となる以前の出来事・・・。

夫ナバルがダビデの好意に背いて怒りを買い、剣を以って打たれようとした時、賢夫人アビガルはいち早く贈り物を携えてダビデの許を訪れ、懇願して言った。

「主なる神は、必ず正しきダビデに堅き家を立てさせてくださいます。いま人があなたの命を狙って来ても、あなたの神、主によって命の袋に納められ、敵の命こそ投げ飛ばされるでしょう。主があなたをイスラエルの王となさる時、流血の罪や、自らの手で復讐したことを思い出して心の責めとなりませんように。その時が来たらはしためを思い出してください」と。

ダビデは、アビガルの言葉を聞入れ、彼女の顔を立てて、立ち去った。

アビガルが家に帰ると、何も知らぬナバルは酒宴にふけっていた。翌朝酔いが覚めた時に、アビガルが昨日の成り行きを話すと、ナバルの心はそのうちに死んで身は石のようになった。十日ほど経って主はナバルを打たれ、彼は死んだ。

それを聞いたダビデは人をアビガルに遣わして、妻にしたいと申し入れた。彼女は立ってダビデの妻となった。

   ♪ 妻をめとらば才たけて みめ美わしく情けある ♪  -与謝野鉄幹-

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我らは人を惑わす者の如くなれども眞、人に知られぬ如くなれども人に知られ、死なんとする者の如くなれども、視よ、生ける者、懲さるる者の如くなれども殺されず、憂うる者の如くなれども常に喜び、貧しき者の如くなれども多くの人を富ませ、何も有(も)たぬ者の如くなれども凡ての物を有てり。 -コリント後6:8~10-