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凡そおのれを高うする者は卑うせられ、凡そおのれを卑うする者は高うせらるるなり 
-ルカ14:11-

バビロンの王ネブカデネザルは、夢を見た。一本の高い樹が天に届くほどに聳え立ち、枝を伸ばし葉をつけ、実が豊かに実り、多くの鳥が枝に巣をつくり、木陰に獣が宿り、その樹はこれらの物を養っていた。 夢は、続いた・・・・

一人の見張りの天使が降ってきて、大声で「この樹を切り倒せ、鳥も獣も追い払え、切株に鎖をかけて、夜露に濡れるにまかせよ。その心は変わり、人間の心を失い、獣の心が与えられる。そして七つの時が過ぎる。これは天使らの決定である。それは、至高者 人間の國を治めて自己の意のままにこれを人に与へ また人の中の最も賤しき者をその上に立たまふといふ事を一切の者に知らしめんがためなり」 と告げた。 
 -ダニエル4章-

王は、目覚めて後、夢の意味を知ろうとして智者を集めて問うたが、誰一人解くものがいなかった。時に、ダニエルが呼ばれて王の前に立った。彼は神の御霊に満ち、智慧があって凡ての神妙秘密を解くことができた。

彼は答えて言った。「王よ、その樹とはあなたです。あなたは、その樹のように強くなり、勢いは盛んになり、権威も地の果てに及びました。しかし、神を恐れなければたちどころに凡てを失い、世を離れ、獣のように草を食べ、夜露に濡れるでしょう。そして七つの時を経たのち、至高者が人間の國を治めて、己の意のままに人に与えることを知るに至るでしょう。樹の切株が残されたように、あなたは天は主たりと知るときまで、天はあなたから離れるでしょう。 ですから、私の諫めを聞き入れ、善を尽して国を治めてください、と。

果たせるかな、一年後に此のことはネブカデネザル王の身の上に起った。彼は王宮の上を歩いている時に、「この大いなるバビロンは我が力をもって建てた都である。我が威光を輝かすものである」と誇らかに言った。

この言葉が終わらぬうちに天から声が出て、王位の失脚と、地に流離う者となることと、七つの時を経るまで夜露に濡れて見る影もない姿になることを告げられ、そのようになったのである。

七つの時を経てのち、彼は我に返り、至高者なる神を崇めて、凡ての権威・権能は神より出ると告白したのである。茲に至って国の栄光も彼の尊厳と光輝も元のように返り、大臣らに乞われて復位し、前よりも著しく威光を増したのであった。

この一事をみても、神の目は絶えず人の上に注がれ、高ぶる者は低くされ、謙る者は上げられることを知るのである。故に常に謙って主の用に適うようにすることが大切だと思う。

主の弟子であるヤコブとヨハネの母は、主に求めて言った「わが二人の子が汝の御國にて一人は汝の右に、一人は左に坐せんことを命じ給へ」と。彼女の母性愛がこう言わしめたのであろうか。だが他の弟子たちはこれを聞いて怒った。主は戒めていわれた。

「大いならんと思う者は、汝らの役者となり、首たらんと思う者は汝らの僕となるべし。斯くのごとく人の子の來れるも事へらるる為にあらず、反って事ふることをなじ、またおほくの人の拯贖(あがなひ)として己が生命を與へん為なり」 -マタイ20:26~28-

    
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12月14日は、衆議院議員総選挙の投票日。誰が議員として生まれるのか?価値ある一票が投ぜられるように祈る!