彼等リベカを祝して之にいひけるは われらの妹よ汝千萬(ちよろづ)の人の母となれ 汝の子孫をして其仇の門を穫(とら)しめよ -創世記24:60-
先日、九州で教団の先生方の結婚式が行われた。出席は叶わなかったが、祝意を伝え、主の祝福を願って祈りを捧げた。
創世記24章は、アブラハムが息子イサクに妻を娶らせようとして行動し、神が祝福をもって導かれたことが一幅の麗しい絵物語のように記されている。
アブラハムが年老いた時に、凡ての持物を掌る年寄りの僕(しもべ)を呼んで、息子イサクのために、その妻を異邦人であるカナン人の中からではなく、アブラハムの故郷メソポタミヤに行って、同族の中から探し出し、連れて来て娶(めと)らせよと命じた。
僕は、10頭のらくだを仕立て、これに主人からの贈り物を載せ、從者と共に、メソポタミヤのナホルの町に向い、日数を重ねて到着した。僕は井戸の傍らに立って、町の娘らが水を汲みに来るのを眺めていたが、ふと目を天に向けて神に祈った。
「わが主人アブラハムの神よ、願わくは今日その娘に会わせてください。そして私とらくだに水を飲ませてくれる娘がいたら、正にその人です」と。
その言葉が終わらぬうちにリベカが現れた。そして僕が言った通りのことをしてくれたのである。僕が誰の娘かた聞くとアブラハムの親族であることが分かった。何と尋ねてきた目的の人と斯くも速やかに出会ったのである。
僕は、リベカの兄ラバンと父ベトエルに会い、事の次第をつぶさに告げると、二人は「このことは神より出たこと故に良し悪しを言うことはできません。リベカを連れて行き、神の言われた通りにあなたの主人の息子の妻とならせてください」と答えた。僕は神に感謝し、二人に贈り物を与えたのである。
翌日の朝、僕は二人に言った。「私は主人の許に帰ります」と。兄と母は「せめて十日間は娘を側に置かせてほしい」と言ったが、僕は「神が私の道に幸いを下したのだから、速やかに連れ帰ります」と言った。
リベカが呼ばれて意思を問われると、「行きます」ときっぱり答えた。そこで家族は、リベカと乳母、アブラハムの僕と従者を送り去らしめた。
リベカに贈った餞(はなむけ)の言葉は「汝千萬(ちよろづ)の人の母となれ 汝の子孫をして其仇の門を穫(とら)しめよ である。 教会にとって若き牧師の結婚は、二人の上に祝福が注がれることであると共に、教会全体の祝福となることであると思う。
・・・イサクは夕暮れに野に出て黙想をしていたが、目を上げるとらくだがやってきた。・・・リベカが僕に「あの方はどなたですか」と尋ねた。「私の主人です」と僕は答えた。イサクとリベカはこうして出会った。
イサクは、リベカを亡き母サラの天幕に連れて行き、娶って妻とし、これを愛した。イサクは母と別れた後、リベカによって慰めを得たのである。
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