御使はみな事(つか)へまつる霊にして、救を嗣(つ)がんとする者のために職(つとめ)を執るべく遣されたる者にあらずや 
-へブル1:14-

先週は、入退院をしたと記しましたが、実を申しますと肺炎でした。 然し、主は驚くべく奇しく癒してくださいました。今は全快して教会で主の御用に励んでおりますが、通された不思議な体験を一つ証し致します。

入院当初、担当の呼吸器科の医師から全治2週間の診断を受けました。私自身は主が必ず癒やしてくださると信じて平安でした。

最初は1日3回の抗生物質の点滴があり、軽快してからは投薬に代わるなど、色々な治療を受けましたが、その一つに「吸入」がありました。 毎日5回、6時、10時、14時、17時、20時に看護師さんが、携帯用の吸入器を病室に持ってきて、酸素のホースに繋ぎ、10分間吸入を受けました。

幸い、医師が驚く程良くなって大部屋に移りましたが、吸入は引き続き、ナースステーションに行って受けました。

退院まであと数日というある日、吸入の時間を前にしてベッドでうとうとと寝入ってしまいました。

すると、夢を見ました。正夢です!

「〇〇さん」と女性の声で私の名前が呼ばれたので、ふと見ると、淡いピンクの制服を着た看護師さんが、ベッドの傍らに立っています。

片手に白い小瓶を持ち、もう一方の手には淡いピンクの小瓶を持っていて一つずつ私に見せるのです。瓶の中程には、白いラベルに黒いドット文字が2行書かれて貼られています。どうやらこの瓶は、薬の瓶のようです。

無言ですが 「見ましたか?」 「見ました!」  私が、それを見終えると同時に、看護師さんは、瓶もろ共、ふっとかき消すように見えなくなりました。

はっとして、夢から覚めたのですが、私の右手はその後を追うように伸びていました。気を取り直して時計をみると、ちょうど吸入に行く時間でした。

そこで、ナースステーションに行き、「〇〇ですが、吸入を受けに来ました」 と声をかけ、所定の椅子に腰かけました。(この時、近くにいる看護師さんが応対してくれることになっています)

すると、「はい」と返事をして近づいてきた看護師さんを見て、私の目は点になりました。

その看護師さんは、何と、私が数分前に夢の中で見た看護師さんと、顔立ちも体型も服の色も同じ人だったのです。

看護師さんは、手早く吸入器に薬品を入れ、酸素に繋ぎ、セットして私に手渡し、去って行きましたが、その間、私には、夢で見た看護師さんと現実の看護師さんとが、目の前で重なり合って見えました。

思わず、私は 「神様は此処におられる!」 と思いました。

独りぽっちで、この病院で病と戦っていたのではなく、イエス様が共にいてくださったのだと、大感謝をしました。

後で思い返すと、夢で見た看護師さんは、御使いが看護師さんの姿・形をとって私に現れたのだと思います。

聖書にありますように、主の御使いは、ペテロが牢獄に入れられ鎖に繋がれ、4人一組なる四組の見張の兵卒の中にいた時に救い出し、またパウロとシラスが牢獄に入れられていた時に地震をもって助け出しました。-使徒行伝12:4~19 同16:223~4- 主は福音伝道のために使命のある者に対し、御使いを遣わして助け出してくださるのだと思います。

イエスの証は即ち預言の霊なり とあります。 -黙示録19:10下半句-

主は、御自身が将来行われることを予め御存じで、私たちにそれを御霊によって示し、証と為して下さいます。

聖書の世界は、まさに預言と、成就の世界です。

パトモス島で主イエス・キリストが使徒ヨハネの前に現れ、見せて下さった壮大な黙示は、世界と人類に関わる預言であり、その一部は既に成就し、一部は今現在行われつつあり、またその大部分はこれから後に成就していくものです。

今現在、私たちが、多くの恵まれた証を頂けるのも、予め凡てを知り給う主の御霊の導きと働きによるものであると思い感謝します。 ハレルヤ!