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おのが富をたのみ財(たから)おほきを誇るもの たれ一人おのが兄弟(はらから)をあがなふことあたはず 之がために贖價(あがなひしろ)を神にさゝげ 之をとこしへに生存(いきながら)へしめて 朽ざらしむることあたはず(霊魂(たましひ)をあがなふには費(つひえ)いとおほくして 此事をとこしへに捨置ざるを得ざればなり) -詩篇46:6~9-

なんじらが先祖より傳はりたる虚しき行状より贖はれしは、銀や金のごとき朽つる物に由るにあらず、瑕なく汚點(しみ)なきキリストの貴き血に由ることを知ればなり 
-ペテロ前1:18,19-

ルツ記には、モアブ生まれの異邦人であるルツが、夫の死後、義母ナオミに「汝の民はわが民汝の神はわが神なり」と信仰を言い表して、ユダの地へ行くところが記されています。

ルツは、そこで生活の糧を得るために、落穂拾いをしようと思い立ち、義母に告げて出かけます。ルツの行った先は、思わず知らず、義父エリメレクの親族であり、贖人の一人であるボアズの麦畑に導かれました。そしてボアズの情けを受けて、多くの落穂を拾って帰ります。

この事を知ったナオミはルツに智慧を授けます。それに從ってルツは、ボアズに贖い人になってくれるように懇願します。ボアズは自分よりも近い贖人がいると告げます。日を経てのち、ボアズはルツの意向を汲む決心をし、そして行動に移しました。

ボアズが贖人を連れて、民の長老たちの立ち会いのもとに話し合いをしました。その結果、相手の人が贖いをキャンセルしましたので、ボアズが贖い人となり、エリメレクの土地や財産を買戻し、ルツを妻に迎えて、家系が絶えないようにしました。

ボアズはキリストの型で、ルツは教会の型です。

イエス・キリストが、私たちのために贖いの代を払ってくださいました。それは金や銀ではなく、はるかに高価な生命を代価として払ってくださったのです。

贖い主なるイエス様に感謝しましょう。讃美しましょう。 ハレルヤ! ハレルヤ!