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イスラエルよ聴け 我らの神ヱホバは唯一(ただひとり)のヱホバなり 汝心を盡(つく)し 精神を盡し 力を盡して汝の神ヱホバを愛すべし 今日わが汝に命ずる是らの言(ことば)は 汝その心にあらしめ 勤て汝の子等に教へ 家に坐する時も 路を歩む時も 寝る時も 興る時もこれを語るべし 汝またこれを汝の手に結びて號(しるし)となし 汝の目の間におきて誌(おぼえ)となし また汝の家の柱と汝の門に書記すべし 
申命記6:4~9

神の人モーセがイスラエル人をことごとく召して教え聞かせた言葉である。

心を尽し精神を尽し力を尽して神を愛せよという教えは、旧約時代においても、新約時代においても聊かも変わることはない。四六時中いつも覚えよというのである。

「常に喜べ、絶えず祈れ、凡てのこと感謝せよ、これキリスト・イエスに由りて神の汝らに求め給ふ所なり。」とは、私たちの信仰生活の基本である。
 テサロニケ前5:16~18

列王紀略11章、12章を読むと、

神によって智慧を授けられたソロモン王であったが、莫大な富を持ち、異邦人の妻妾を多く持つに至って、彼女らが携えてきた偶像の神々を受け入れ、唯一の神を信ずる信仰から離れて行った時、彼は墓穴を掘ったのであった。

その結果、彼は背信の罪を負い、王国が分裂することになった。そして、ソロモンの死後、その子レハベアムの代になって、家臣ヤラベアムの謀叛により王国がイスラエルとユダに分裂し、偶像に汚されていく件(くだり)が記されている。

その果ては、他国へ捕囚されていくのであるが、歴史が私たちに教えているのは、神を愛する者は祝福されて、繁栄をもたらし、神に叛く者は呪われ、滅亡に陥るということである。

主イエス・キリストの計り知ることができないほどの愛によって救われた私たちは、いよいよ神を愛し、御意を行う者となり、福音の宣教の為に勇ましく進んで行きたく願うのである。ハレルヤ!

一人の教法師、イエスを試むる為に問ふ、『師よ、律法(おきて)のうち孰(いづれ)の誡命(いましめ)か大なる』 イエス言ひ給ふ 『なんぢ心を盡し、精神を盡し、思を盡して主なる汝の神を愛すべし』 これは大にして第一の誡命なり。第二もまた之にひとし 『おのれの如く、なんぢの隣を愛すべし』 律法全體と預言者とは此の二つの誡命に據(よ)るなり』 マタイ22:35~40