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汝らの父は求めぬ前(さき)に、なんぢらの必要なる物を知りたまふ。
 マタイ6:8

先日の午後のこと、表に出ていると、駐車場である車庫にスカイブルー色の綺麗な車がスゥーッと入ってきた。突然の来客である。

「アッ、先生!これ持ってきました」 運転してきた姉妹が車を停めると手に紙包をもって降りてきた。どうやら私をご存じであるらしい。

ともかく会堂にお連れして、席に着いていただいた。

お話を聞くと、札幌出身の方で、東北のA教会で水と霊の救いを受け、今は関東のB教会を紹介されて礼拝に通っておられるとのこと。

このたびは、実家に来ていて親戚の方々とお墓詣りに行くことになっていて、姉妹はクリスチャンなので手を合わせることは無いのだけれども、花をもって行こうと思い、スーパーで500円の花を買ったら、籤引きがありますと言われ、籤を引いたら大当たりで、鶏の卵6ケースと、鶉(うずら)の卵6個入り6ケースと、レトルト食品2個が当たり、紙袋に一杯入っているのを貰ったので、籤に外れた人ふたりにに鶏の卵を1ケースづつ上げたら喜こばれたとのこと。

その後、札幌の友達に会ったので次々プレゼントし、それでもまだ余っている上、これから飛行機で帰るのに、たまごを持っては乗れないので、どうしようかと思ったら、教会があることを思いだし、持って行ってお捧げしようと思い、自分の教会に事の次第を伝えようとしたが、携帯は充電切れになりそうだったので連絡もできず、道央教会は大聖会で来たことがあり、札幌は住み慣れた所でもあるので、レンタカーのナビを頼りにしてやって来たとのお話。

籤は良く当たるそうですし、しょっちゅうお米や食べ物を頂いたり、ミカンが食べたいなとか、アレが食べたいなと思ったらアチコチから持ってくる人がいるし、感謝だなあといつも思っているとおっしゃる。

色々な証を楽しく聞かせていただき、イエス様に愛されているな、祝福されている姉妹だなと思い、更なる祝福があるように共に祈りました。

ひょっと思ったのは、この姉妹は自分では意識しておられないかもしれないが、人に与えることを喜びとしているのではないか、だから神様も豊かに与えてくださっているのではなかろうかということでした。

『人に與(あた)へよ。然らば與へられん。人は量(はかり)をよくし、押し入れ、揺(ゆす)り入れ溢るるまでにして、汝らの懐中(ふところ)に入れん、汝等おのが量る量りにて量らるべし』 ルカ6:38

『主イエスの自ら言ひ給ひし「與ふるは受くるよりも幸福(さいはひ)なり」との御言(みことば)を記憶すべきなり』 使徒20:35下