西方(にしのかた)にてヱホバの名(みな)をおそれ 日のいづる所にてその榮光をおそるべし
ヱホバは堰(ゐせ)ぎとめたる河の その氣息(いぶき)にふき潰(つひ)えたるがごとくに 來りたまふ可(べけ)ればなり イザヤ58:19
先週の安息日礼拝を終えた後、秋田教会の喜瀬静子先生が前日の夕刻に86歳で召されたと教団本部からお知らせを頂いた。
残念ながら7月10日の告別式に出られず、お祈りして弔電を送らせて頂いたが、同年生れの先生が天国に凱旋されて、聊か感慨深いものがあった。
喜瀬先生は沖縄の読谷教会の出身で、日本聖書大学院を卒業されたのち、秋田で伝道を始められ、水と霊に熱心で、大聖会の講壇の御用では火を吐かんばかりに「水と霊!」を語っておられた姿を思いだす。
以前、6月の北海道大聖会のあと、秋田教会で祝福祭が2度3度あり、帰路に当たる先生方が出席して、東北の伝道の為に祈って行かれた。
そうするうちに、秋田教会で東北大聖会が開かれるようになったので、本格的に集うようになり、私も信者方に声をかけ、毎年出席したのである。
ある年の事、早めに出発して前日に着いたので「何かお手伝いすることがありますか」と喜瀬先生に尋ねると、大聖会のための講壇の御言葉を書いて欲しいということであった。
主の用が与えられたので、会堂の二階の部屋で準備されていた大きな紙を拡げ、祈りつつ筆を執って記したのが、前述の御言葉である。 再度、記そう!
「西方にてエホバの名をおそれ 日のいづる所にてその榮光をおそろべし
ヱホバは堰ぎとめたる河の その氣息にふき潰えたるがごとくに 来りたまふ可ればなり」 イザヤ書第五八章一九節
何と力に漲った神の御言葉であろうか。末の世に日の出る国 日本に興った水と霊の福音は、今や全世界に向って怒涛の如き勢いをもって流れていく。
喜瀬先生も秋田教会の信者方も、港と教会を車で往復して、外国船員の伝道を一生懸命に為されていた姿を思い出す。
今は、時を経て陸奥大聖会が行われるようになり、東北も様変わりした感があるが、当時出席した者たちにとっては記憶に残る大聖会であったと思う。
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