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捕囚の身となってペルシャの都シュシャンにあり、アルタシャスタ王に酒人として仕えていたネヘミヤ。彼の許に故郷イスラエルから兄弟ハナ二がやって来た。「エルサレムの有様や如何に」と尋ねると、民は患難と辱めとに遭い、石垣は崩され門は火に焚けたとの悲しい返事。

泣き悲しみ断食し天の神にネヘミヤは祈る。そして心中深くエルサレムの再建を願う志を得た。

王に酒を奉る日に、王はネヘミヤの顔の憂色をみて訳を問われたので、包み隠さずに話をすると、王は理解を示して賛同し、エルサレムの総督として供を付けて旅立たせてくれたのである。

彼がエルサレムに到着すると、エルサレムの再建に反対する近辺の総督サンバラテやトビヤ、ガシムなどいう人々がいた。ネヘミヤは祭司たちに呼びかけて崩れた城壁の再建に取り掛かる。これを知ったサンバレテらが立ち向かってきた。ネヘミヤらを懼れさせ、工事を止めさせようとしたのである。茲においてネヘミヤらは神に祈りつつ、人員の半ばは工事をし、半ばは武器や鎧を身に着けて石垣を築き、事ある時にはラッパを吹いてそこに集まり、一致団結して昼夜を分かたず52日間で工事を行った。かのゼルバベルも共にいた。ネヘミヤは十一年間総督としての禄を食まず無報酬で働いた。

こうしてエルサレムの城壁が再建したとき、次に必要なのは信仰の再興であった。彼らは、学士エズラにモーセの律法の書を携えて来て読み聞かせることを願ったのである。エズラは手作りの台に立って書を開き、朗々と読み、神に祈り、民はこれに和した。民はまた御言葉を聞いて泣き、涙した。

ネヘミヤやエズラは言った。「泣くなかれ、ヱホバを喜ぶ事は汝らの力なるぞかし」と。

次いで彼らは七月の節会(せちえ)と聖会を開き、神を称えることをもって喜びとした。

その時エズラや祭司、レビ人によって読まれた聖書の御言葉の中より・・・。

汝は重々(かさねがさね)も憐憫を垂れて彼らを棄たまはず 晝は雲の柱その上を離れずして之を途に導き 夜は火の柱離れずして之を照し その行くべき路を示したりき 汝また汝の善霊(よきみたま)を賜ひて彼らを訓(おし)へ 汝のマナを常に彼らの口にあたへ また水を彼らに與へてその渇をとどめ 四十年の間かれらを荒野に養ひたまひたれば 彼らは何の缼る所もなく その衣服も古びず その足も腫れざりき 而して汝諸国諸民を彼らにあたへて之を各々に分ち取しめ給へり・・・斯くてまた汝は彼らの子孫を増て空の星のごとくならしめたり・・・ ネヘミヤ9:10~23上

エルサレムの石垣の完成に当たっては、祭司やレビ人挙って集まり、楽器を手に取り讃美と感謝を神に捧げたのである。

その日みな大なる犠牲(いけにへ)を献げて喜悦を盡すせり 其は神かれらをして大いに喜び楽しませたまひたればなり 婦女小児までも喜悦り是をもてエルサレムの喜悦(よろこび)の聲とほくまで聞えわたりぬ 12:43

我らが集う大聖会もまた斯くやと思う。ハレルヤ!